山を下りるにはまだ早いの表紙

VOLUME 004 · YU-ZORA ORIGINAL

完結ミステリー

山を下りるにはまだ早い

一泊二日のはずだった。

免許を取ったばかりの青凪祐助たちは、四人で山の旅館へやって来た。広い風呂と夕食を楽しみにしていた午後、宿泊客の一人が倒れているのが見つかる。刑事二人が到着したあと、雨で唯一の車道が崩れた。

長さ
62,713字
収録
本編20章・終章
初回掲載
最終更新
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#大学生#山の旅館#連続事件

STORY

この物語について

大学二年生の青凪祐助は、亮、拓海、宏和と山の旅館「折返し」へやって来た。四人の予定がようやく合った、一泊二日の旅行だった。

古い建物を見たい宏和と、早く風呂へ入りたい亮。休みを取ってきた拓海の携帯には、職場や母親から電話が入る。宿で出会った人々にも、それぞれの用事があった。

午後、宿泊客の一人が倒れているのが見つかる。刑事二人が到着したあと、雨で唯一の車道が崩れた。

登場人物を見るネタバレなし +
青凪祐助と友人三人、小鈴、澄、鷲尾、香坂の鉛筆画
上段左から:青凪祐助、森野亮、池上拓海、石動宏和。下段左から:花村小鈴、寒河江澄、鷲尾誠一、香坂怜子。 大きな画像を開く ↗
青凪 祐助あおなぎ ゆうすけ
20歳、大学二年生。趣味はクイズで、高校生クイズの決勝に残ったことがある。今回は、久しぶりに予定の合った友人三人と旅行に来た。
森野 亮もりの りょう
20歳、大学二年生。祐助とは高校からの友人で、今もよく一緒に食事をする。サバイバルゲームが好きで、道具の話になると長い。
池上 拓海いけがみ たくみ
20歳。高校を中退したあと、独学で司法書士試験に合格。登録を済ませ、事務所に勤めている。三人とは学校をやめてからも会ってきた。
石動 宏和いするぎ ひろかず
20歳、建築学部の二年生。今回の宿を選んだ。親は地主で、実家の用事もよく頼まれている。旅行の手配をしているうちに、運転の順番まで決めていた。
花村 小鈴はなむら こすず
24歳。催しの司会や受付をしている。今回は澄と二人旅。菓子を開けると、近くにいる人にも声をかける。
寒河江 澄さがえ すみ
25歳。問題集の編集者。鞄には図書館の本を入れてきた。小鈴に誘われて見学へ行くが、本を読む時間も欲しい。
鷲尾 誠一わしお せいいち
槙沢署刑事課の警部補、49歳。香坂とともに旅館へ駆けつける。話の途中でも、気になるところがあると聞き返す。
香坂 怜子こうさか れいこ
槙沢署刑事課の巡査部長、31歳。鷲尾と捜査に当たる。宿の人々から話を聞きながら、救援との連絡も取り続ける。
福地 篤ふくち あつし
近くの駐在所に勤務する巡査部長。女将とは顔見知りで、この日も防犯の掲示物を届けに来ていた。
庄司 賢一しょうじ けんいち
かつて地元の警察署長を務めた宿泊客。旧館の読書室で、水原と資料を広げている。
水原 芙美みずはら ふみ
取材のために宿を訪れた記者。昔書いた記事について、改めて関係者の話を聞こうとしている。
笠原 徹かさはら とおる
「折返し」の料理を長く作ってきた。旧館に残る紙や写真の整理も手伝っている。
間宮 梢まみや こずえ
旅館「折返し」の女将。宿の切り盛りをしながら、旧館の片づけを進めている。
辻待 しのぶつじまち しのぶ
占いを仕事にしている宿泊客。テレビで見た祐助の顔を覚えていた。
朝倉 なずなあさくら なずな
陶子と旅行に来た。山の怪談を集めた本を持ち歩き、宿でゆっくり読むつもりでいる。
三輪 陶子みわ とうこ
なずなの恋人。怪談も古い建物も好きだが、何でも怖がってはくれないと、なずなには言われている。

本作はフィクションです。人物・団体・事件は架空です。
人物画は画像生成を使用しています。
本作品は試験的に執筆しており、公開後も改稿を続けています。

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目次

本編20章・終章
  1. 01四人部屋
  2. 02並ぶ前
  3. 03二つの一階
  4. 04待っている答え
  5. 05先に買う
  6. 06湯の手前
  7. 07玄関
  8. 08雨の二人
  9. 09骨
  10. 10返すもの
  11. 11まだ話している
  12. 12紙の向こう
  13. 13返してもらうもの
  14. 14隣へ座る
  15. 15下へ行く
  16. 16残した車
  17. 17九時の番号
  18. 18送られてきた紙
  19. 19後ろの席
  20. 20おかわり
  21. 21終章 四人分